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男の子七五三の「和の衣装」といえば、何と言っても羽織袴。でも、鎧や兜などの「時代衣装」がはやり始めているって、知っていました?
これらの衣装は、一見奇抜に思えますが、実は、男の子にとってはきちんとした意義があり、七五三にふさわしいと言えます。
男の子本人も楽しいですし、じつはママ、そしてパパも息子さんの凛々しい姿に嬉しさ倍増です。
ひと味違った七五三の衣装と、それを着るときの楽しさ、ポイントなどをお伝えします!
鎌倉・室町・戦国時代の日本伝統の鎧を身にまとい、兜の尾をキリリとしめた姿。
日本人だけでなく、世界の人から見ても「りりしい」姿ではないでしょうか。いつもはあどけないお子様が、鎧兜をつけた瞬間、大人びたお兄ちゃんに見えて、家族全員「うっとり…」なんて光景をよく見かけます。
「七五三に鎧や兜なんて、奇抜すぎるのでは?」と思うパパ、ママもいるでしょう。
でも、鎧兜こそ、七五三にぴったりな衣装とも言えるのです。
端午の節句を思い出してください。鎧兜を飾りますよね。
あれは、身を守ってくれるものを飾ることで、魔をはらい、子どもの安全と健康を願うためなのです。
七五三もまた、子どもの無事な成長を願う行事。「これから先も、ずっと元気でね」の思いを込めて、勇ましい鎧兜姿を残すことには、お守りのような意味があるかもしれませんね。
七五三の撮影で鎧兜を身につけると、ちょっと面白いことが起こります。
まず、写真館を訪れたほかのお客様が「かっこいい〜!」と歓声を上げます。そして「男の子は鎧兜もステキだね。うちの子にも着せてみようかな」とニコニコと談笑し始めます。
そう、その日お子様は、ちょっとしたアイドルになれるのです。
鎧兜を着けたお子様自身が「その気になる」点もいいところ。
いつもはソワソワしているのに、鎧を着けたとたん、大人しくなっただけでなく、表情までキリッと引き締まった、というお子様もいます。
こうした「いつもの自分とは違う」という非日常感をお子様が体験するのって、大切なことだと思います。
七五三が特別な日であり、家族みんなが祝ってくれるのだということを、身をもって実感するのではないでしょうか。
そうは言うけど、鎧や兜って身につけるのが大変なのでは?という疑問、ごもっともです。
正直言って、鎧兜を着るのはカンタンではありません。羽織袴に比べて重量があるし、着付けにも時間がかかります。
でも、それも含めて「七五三の思い出」だと思います。
七五三の写真が本当の威力を発揮するのは、10年後、20年後なのだと思います。お子様が大人になり、自分自身が親になったとき、わが子に七五三の時の写真を見せながら「お父さんが七五三のときは、鎧を着るのが大変だったんだよ。
撮影のときなんか、兜がずれちゃってさ(笑)」と話しかける。そういう「家族の会話」と生むところが、記念写真のすばらしいところです。
ちょっと変わった体験をすればするほど、時が経ったときに笑い話となり、思い出が輝きます。
ずっと先の未来、大きくなったお子様のために、そして、いつかお子様の巣立ちを見守る親御さんのために、いい思い出を作ってください。
鎧兜のほかにも、いろいろな時代衣装を用意する写真館が増えています。
例えば「陣羽織」。
武将が鎧の上に羽織る袖なしの着物ですが、きらびやかで豪華なものが多く、着ると気高さがぐっと増します。
「水干」と呼ばれる衣装も乙なもの。平安時代の人々が身につけていた衣服で、烏帽子をかぶれば平安貴族に大変身。雅な雰囲気がお子様を包んでくれます。
魅力たっぷりの時代衣装ですが、「パパやママが気に入ったとしても、お子様が『着てみたい!』と言わなければ、写真に残すのは難しい」とも言います。
そんなときは、お子様の目線に合わせてみてください。時代劇になじみのないお子様には、戦国武将みたいになれるよ、と言うより、「ロボットみたいになれるよ」と言うと、目をキラリと輝かせてくれるかも。
また、鎧兜衣装をそろえている写真館には、スムーズに着付ける技術を持つスタッフがそろっていたりしますから、心配なことがあれば何でも聞いてみましょう。
(今回紹介の鎧兜・陣羽織・水干などの衣装は写真館によって揃えている、ないがありますので、事前にHPで確認したり、電話で聞いてみたりしましょう)
写真館に置かれている七五三用の鎧は本物志向のものです。
ぜひその細かなところ、各武具のディテールにも目を向けるのもおすすめ。
一つ一つの彫刻や布と紐の色使いや結び目の形、各武具との組み合わせとバランスなど。
匠の技がふんだんに使われた鎧は日本の文化を感じることのできる芸術品です。
せっかくの機会ですので細かなところまで見せてもらい、大人も目の愉しみにするのもいいかと思います。
(↓各武具写真提供:スタジオタカノ小岩)
最後に、時代衣装を着るときのワインポイント。
甲冑は身につけるのに多少時間がかかるので、バタバタと混み合う七五三シーズンより、時間に余裕がある春や夏などのオフシーズンが狙い目。
ゆったり着付け&撮影できるので、落ち着いて撮影にのぞめると思いますよ。
(東京都江戸川区小岩)
七五三で着物やドレスはもちろん、女の子は「日本髪」「手結び帯」、男の子は「鎧兜」など日本の伝統的な髪型や、伝統衣装が大変人気の写真館。
遠方や海外などから日本髪や鎧兜での七五三写真を望んで来店されるお客様も。
鎧兜や伝統衣装の着付けに慣れた熟練スタッフが伝統的な七五三スタイルをサポート。
(今回同特集記事にも写真提供いただきました)
(埼玉県入間市小谷田)
七五三の男の子で多くの子が鎧兜を着るこちらも伝統衣装が人気のフォトスタジオ。
鎧兜は2種類、その他にも陣羽織、水干、裃スタイルなど、男の子にも多様な時代衣装を揃えています。女の子も着物・ドレスはもちろん、袴や十二単・舞妓スタイルなど豊富な時代衣装も。
(今回同特集記事にも写真提供いただきました)
フォトスタジオチェルシーHP(七五三鎧兜ページ)
こちらのフォトスタジオも男の子の鎧兜が人気でおすすめです!
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