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2024年11月14日 更新

七五三 初穂料(祈祷料)金額・のし袋・書き方・渡し方などについて

 

七五三のお参りで、御祈祷を神社やお寺にお願いする際に渡す(支払う)初穂料。

その初穂料について金額や書き方などを詳しく解説します。

七五三お参り当日のために、事前に知って用意しておきましょう。

 

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「初穂料」とは?

初穂料は「はつほりょう」と読みます。

神社での祈祷料の呼び方です。

 

『初穂』とは神仏にお供えするその年に最初にとれた稲や野菜などの農作物のことを言います。

 

昔はその初穂を奉納し、祈祷や祭事の謝礼としていました。
時代とともにその初穂の代わりに献じられる金銭のことも指すようになりました。

 

今では神社に祝詞(のりと)をあげてもらい、お祓いをお願いした謝礼として納める金銭を初穂料と言います。

 

神社によっては「玉串料(たまくしりょう)」というところもありますが、基本的には同じ納める金銭のことです。

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七五三の初穂料 金額の相場は?

七五三の初穂料として包む金額としては

5,000円〜10,000円が相場

です。

 

「初穂料は5,000円〜」と金額を明示している神社も多くあります。

神社やお寺によっては7,000円、10,000円などの金額を予め決めているところもあります。

 

神社によっては祈祷の予約や問い合わせの際に、初穂料の金額を事前に教えてくれるところもありますし、神社・お寺のHPに金額を明示しているところも多くあります。

 

神社やお寺によっては、初穂料・祈祷料の金額で祈祷後に授与される授与物(お札やお守り、千歳飴や七五三グッズなど)が異なる場合があります。

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七五三 初穂料はのし袋(金封)に包んで渡す

初穂料は現金をそのままではなく、結婚式のご祝儀などと同じように

のし袋(金封)に包んで渡す

のが礼儀・しきたりとなっています。

 

 

写真のようなのし袋(金封)を予め文具店などで購入しておきましょう。

 

用意するのし袋は、

紅白(もしくは金銀)で蝶結び水引ののし袋(金封)

です。

 

のし袋には外袋と中袋があり、それぞれに書くべきことがあります。以下で外袋・中袋の書き方をお伝えします。

 

※こちらのページで七五三で使うのし袋(金封)の種類について詳しく解説しています。間違ったのし袋を使ってしまわないよう、事前にチェックしておきましょう。

↓また以下のページでその七五三初穂料用ののし袋を買えるお店などを紹介しています。

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七五三 初穂料を入れるのし袋書き方(表書き編)

七五三 初穂料 のし袋の書き方

 

七五三の初穂料では外袋には「表書き」として↑上手のように

・水引き(紅白蝶結び)の上(上段)に
 →「初穂料」もしくは「御初穂料」と書く

・水引きの下(下段)に
 →祈祷を受ける子どもの名前(フルネーム)

を書きます。

 

兄弟や姉妹で一緒に祈祷を受ける場合は、兄弟姉妹の名前を連名で書きます。
※参照:七五三 初穂料 兄弟姉妹など二人以上の場合ののし袋表書きの書き方、金額は?

 

のし袋の下段に子どもの名前を書く理由は、神社の神職の方が初穂料を受け取る際、申込用紙(神社側で用意している祈祷の申込用紙)と、どの子の初穂料を受け取ったのかを付け合わせるためにも、のし袋の外袋・中袋とも子どもの名前を書きます。

 

文字書きには、できればボールペンではなく筆ペンで書くのがいいでしょう。

もちろん、ボールペンはダメということはありませんが、見た目の面でも下記やすさの面でも筆ペンで書くことをおすすめします。

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七五三 初穂料を入れるのし袋書き方(中袋編)

 

のし袋にはお金を入れる中袋があります。この中袋にも記入するべきことがあります。

 

表側:包んだお金の金額

裏側:郵便番号・住所・お子さんのお名前(フルネーム)

を書きます。

 

市販ののし袋に寄っては、中袋の裏側に予め住所や名前を書けるように印刷されているものも多くあります。

また中袋の表側に書く金額は、「壱、弐、参…」のような『大字(だいじ)』を使って記入します。

 

【大字でよく使われる数字】

壱(一)、弐(二)、参(三)、四、伍(五)、六、七、八、九、拾(十)、千(阡)、萬(万)
(例)初穂料1万円の場合: 壱萬円 (壱万円でもOK)
(例2)5,000円の場合: 伍阡円(伍千円でもOK)

 

大字は、漢数字の「一」「二」などに線を書き足すことで数を増やしたりできないようにするために使う数字文字です。

 

ただし、今では厳密に大字を使わなければいけないということはありません。「一万円」「五千円」などの漢数字での記入でも問題ありません。神社の方もちゃんと受け取ってくれます。

 

またせっかくのハレの日の行事なので、形式にもこだわりたい、という方は大字を使われるのもいいでしょう。

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七五三の祈祷をお寺に頼む際ののし袋 書き方

 

七五三の祈祷をお寺にお願いする場合、その祈祷料を納めるのし袋(金封)の表書きは、水引の上に

御布施

または

御祈祷料

などと書きます(↑上図参照)

 

水引の下には神社の場合と同様に、七五三の祈祷を受けるお子様の名前(フルネーム)を書きます。

中袋も神社と同様に表・裏側に書きます。

※初穂料とは神社での呼び方ですので、お寺の場合は使いません。ご注意ください。

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七五三 初穂料 兄弟姉妹など二人以上の場合ののし袋表書きの書き方、金額は?

 

七五三のお参りで兄弟姉妹が一緒にお参り・祈祷を受けるご家庭も多いと思います。
(上の子は満年齢で、下の子は数え年で一緒に行う、などというご家庭も多いでしょう)

 

その際、初穂料で用意するのし袋の表書きは兄弟姉妹の名前を『連名』で記入します。

 

一番右が一番上のこの名前(姓と名)、その下の子の名前は左に(名だけ)、さらに下の子はまたその左に、という具合に書いていきます。 ※上図参照

 

兄弟姉妹一緒の場合、初穂料の金額は基本人数分となります

では、兄弟姉妹一緒の場合の初穂料の金額は?というと、基本的には

『初穂料 x 人数分』

となります。

 

初穂料が5,000円で、兄弟2人の場合は、5,000円 x 2 = 10,000円となります。

3人の場合は15,000円となります。

 

神社・お寺によっては、「初穂料は○○円、兄弟姉妹一緒の場合は●●円」と兄弟姉妹の場合も金額が指定されているところもあります。

「一人の場合は○○円、二人目以降は(少し割引で)●●円」と二人目以降は少し割引の初穂料となる神社などもあります。

 

また「お気持ちで」という場合(じつはこれがなかなか困り者なのですが)は、一人5,000円と決めたら、かける人数分とするのが支払う側としても気持ちがいいでしょう。

※気になる場合は、祈祷をお願いする神社やお寺のHPを調べたり、連絡を入れて聞いてみるのをおすすめします。

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七五三 初穂料を渡すタイミングは?

用意したのし袋(もちろん表書き・中袋記入済み)に初穂料のお金を包んだものを、神社のお参りの際持参します。

 

神社についたら祈祷の受付を「社務所」にて行います。

 

大抵の場合、七五三を含めた色々な祈祷をお願いする際に使用する複写式の祈祷申込用紙があるので、その用紙に祈祷を受ける子供の名前など必要事項を記入します。

 

記入した祈祷申し込み用紙とともに初穂料も渡す

そしてその申込用紙を神社の方(巫女さんや神主さん、神社職員の方)に渡す際に、用紙と一緒に初穂料を渡します。

 

ふくさからのし袋を取り出し、申込用紙とともに渡すようにしましょう。

 

また大きな有名な神社で、その地域の七五三の家族が多く参拝するような神社ですと、↓写真のようにしっかりとした受付や申込用紙の記入場所などがあり、申し込みも順番待ちなどということがあります。


※写真は東京都杉並区 大宮八幡宮の七五三シーズンの様子|撮影:七五三ドットコム

 

※写真は実際に初穂料ののし袋(金封)を渡す際の様子)|撮影:七五三ドットコム

 

祈祷申込み後は、祈祷を待つための控え所などで祈祷の順番を待ちます。
(神社によっては、社務所に控室がある場合もあり、そちらで祈祷の順番を待ちます)

 

あとは、祈祷の順番が来たら神社の方から呼ばれますので、拝殿にて祈祷を受ける運びとなります。

(大きな神社などでは、番号札が渡され、放送で「○○番〜○○番の方は拝殿にお越しください」などと呼び出されることもあります)

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のし袋は「ふくさ」に包んで持参しましょう

 

七五三の初穂料を神社に持参する時は、のし袋を裸でもちあるく、カバンなどにいれるのではなく、↑の写真のような「ふくさ(袱紗)」に入れて持ち歩きましょう。

 

結婚式のご祝儀や葬式のお香典などと同様に、日本では金品や贈呈品を素手で直接渡す、金品の入ったのし袋を裸で持ち歩くのは非礼とされており、こういったふくさに入れて持ち歩く文化があります。

 

上記の初穂料を渡すタイミングで、ふくさから取り出して、祈祷の受付などで渡します。

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初穂料・祈祷料は事前に用意しておきましょう

上記のように初穂料は表書きを書いたり金額を記したりなので、七五三当日ではなく事前に用意しておきましょう。

 

七五三の前日や直前の日にちは、お子さんの着物の用意や当日のスケジュール確認、その他準備で、当日は着付けだけでなく、ママ・パパ自分たちの着替えや準備、親族との集合や動きの確認なと、とにかくやることがいっぱいです。

 

ついついこの初穂料(祈祷料)のことを忘れてしまいがちで、神社についてから

「あ!祈祷のお金(初穂料)用意するの忘れてた!!」

ということが起きがちです。実際忘れて焦ってコンビニなどにパパが走って買いに行くなどのことがよく起きます。

 

当日にのし袋を用意するのはやはり大変なので、遅くとも前日までに日程にまだ余裕があるうちに用意しておくことをおすすめします。

 

とくにママさんは、七五三の準備、お参り、お祝い、会食など全般に渡って動く、やることが多いものです。

 

この初穂料の用意くらいはパパさんにやってもらうなどして、事前にしっかり用意しておきましょう。

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