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今回は人生儀礼の一つである七五三に使用する「のし袋(金封)」を紹介します。
一緒に「これは七五三では使わない」というのし袋も紹介し、妊婦ママのみなさんが間違ったもので用意をしてしまわないように詳しくお伝えします。
戌の日や大安の日などに行う七五三の際、祈祷祈願の謝礼として神社・お寺に渡すのが初穂料(お寺は祈祷料)です。
その初穂料は現金のままでなく、のし袋(金封)というものに包んで渡すのが礼儀、日本の慣習としてあります。
のし袋は封筒に似たものですが、七五三などの儀礼儀式用として、また結婚式や葬儀に至るまで様々なシーンで使われるものですが、その分様々な種類ののし袋(金封)があり、その用途が決まっています。
市販されているのし袋(金封)にはいくつかの種類があり、七五三用で使うのし袋の種類は決まっています。
間違って別の用途ののし袋を使ってしまう、神社に渡してしまうなどしないように事前に確認しておきましょう。
お伝えしたようにのし袋(金封)にはいくつかの種類がありますが、その中で七五三用ののし袋として正しいものは↓こちらの
水引が「花結び」「蝶結び」になっているタイプののし袋
を使います。
のし袋とその水引にはそれぞれ種類と、それに伴う意味・使いみちがあります。
この水引が花結び・蝶結びのものは、一般的なお祝いや慶事、今回の七五三のような人生儀礼のお祝いや初穂料などに使用します。
花結び・蝶結びの水引は両端を引くと解けて何度も結べるため
何度あっても嬉しい、お祝い事に使う
とされています。
七五三、赤ちゃんができて無事に生まれてくることを願うことは、何度あっても喜ばしいこと(赤ちゃんができること、新たな子どもが世に生まれること)ですから、この花結び・蝶結びの水引ののし袋を使います。
他にも初宮参り(お宮参り)・七五三などにもこの花結び・蝶結びののし袋を使います(すべて慶事のお祝い事だから)
※水引がこのように蝶結び(花結び)になっているのし袋を七五三の初穂料ように使用します。
水引の色は紅白のもの、金銀のものがありどちらでも七五三の初穂料用として使用できますが、どちらかというと「紅白のもの」が場面にあったものになりますので、お店に両方あったら紅白のものを選んでおけば問題ないです。
表書きに「初穂料」と書く、もしくは初穂料と書かれた短冊を貼り付けて、水引の下にご両親の名前を記入します。
七五三の初穂料用には紅白・金銀色の花結び・蝶結びの水引ののし袋を使いましょう
また↑こちらののし袋のように、のし袋に水引などが直接印刷されているものもお店では売られており、こちらの簡易版の蝶結び水引のものも、七五三の初穂料用としては使うことができます。
上記のしっかりと水引があるものと印刷されているものとは、厳密には包む金額に違いがあるのですが、多くの場合どちらを使っても問題ありません。
どちらかというと水引があるものの方が場に合ってますが、こちらの印刷されたものでも初穂料を包んで神社・お寺に渡すことはできます。
↓以下のページで七五三・戌の日の初穂料、相場やのし袋の表書きや中袋の書き方についてなどお伝えしていますので、参考にしてください。
七五三 初穂料(祈祷料)金額・のし袋・書き方・渡し方などについて
↓また以下のページでその七五三初穂料用ののし袋を買えるお店などを紹介しています。
七五三の初穂料用のし袋(金封)はどこで買えるの?
↓以下で他の種類ののし袋で七五三の初穂料用としてはそぐわない、仕様すべきでないのし袋についてお伝えします。
意図してではなく、本当に知らなくてこちらののし袋を使ってしまう人がいるので、改めてお伝えします。
↑こちらおタイプののし袋は
葬儀や通夜などのお悔やみ用、香典用として使うのし袋(金封)
になります。
その他法要などでも使い、水引が白黒もしくは金銀で「結びきり」のものになります。
結び切りの水引は「もう二度と不幸が起きないように」という意味が込められています。
お祝い事とは真反対の弔事用として使われるのし袋になりますので、くれぐれも七五三用で使用しないようにして下さい。
この白黒結びきり水引ののし袋は、主に葬儀など弔事用として使い、七五三では使用しません。
こちらはさきほどの弔事用のし袋よりも間違えやすいのし袋。
↑こちらのタイプののし袋は、水引が紅白・金銀の「結びきり」のもので、こちらは主に
結婚のお祝い、ご祝儀用ののし袋
として使われるものです。
先の弔事用の水引同様「結びきり」のもので、結婚というお祝いであるが、二度も三度もないように、という意味が込められています。
お伝えしたように、この水引のタイプののし袋はお祝い用でも、ほぼ結婚式でのみ使う、と考えてよいし、七五三ではこのタイプのものも初穂料用としては使いません。
この紅白・金銀の結びきりの水引タイプののし袋も、主に結婚式用で使い、七五三では使わないので、間違わないように注意下さい
お伝えしたように、七五三の初穂料用には花結び・蝶結びの水引ののし袋を使いますが、そののし袋に初穂料を包んだら、当日持参する時は
『ふくさ(袱紗)』に入れて
忘れないようにしましょう。
日本人は古来より、現金は裸のままでなくのし袋に包み、そののしぶくろはふくさに入れて…と現金をもっていることを直に相手に伝わらない、見えないようして気を配って持参し、渡す文化・習慣があります。
現代でもその文化は脈々と引き継がれており、七五三の際も初穂料を包んだのし袋はふくさに入れてお参り当日持参するようにしましょう
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