秋の七五三お参りシーズン(毎年10-11月)には、その年七五三を迎えるお子さんとそのご家族の多くが、全国の神社・お寺にて、
七五三の祈祷をあげて
もらいます。
当然このシーズンは境内の混み合いの分、祈祷も混み合いますが、その七五三の祈祷自体はどのくらい時間がかかるものなのでしょうか?
今回は七五三の祈祷にかかる時間についてお伝えします。
七五三の祈祷自体は30分ほど
結論からお伝えすると、
七五三の本殿などでの祈祷自体は30分ほど
です。
※七五三の神社本殿での祈祷の様子 このようにして七五三のお子さんたちは祈祷を受けます(画像提供:PIXTA)
長いところでも40分くらいでしょう。
これは七五三だけでなく、神社・お寺での祈祷全般に言えることですが、七五三も祈祷自体は30分ほどです。
まあ、これ以上長い時間になると、まだ小さいお子さんたちですから耐えきれずグズり始める子も出てくるため、祈祷の儀式自体は非常にサクサク進みます。
祈祷は写真のように主役の七五三のお子さんたちが祭壇に向かって一番前に並んでいる胡床(こしょう:神社などで使われる折りたたみの椅子のようなもの)座ります。
ご両親はこの後ろに並んでいる胡床に座り、自分のお子さんたちがしっかり祈祷を受けられているかをハラハラしながら見守る形になります。
お子さんには30分間、ちゃんと座って(ときに祈祷の流れで立ったりもしますが)いられるよう、事前に伝えておきましょう。
祈祷“まで”の時間の方が、ずっと時間がかかってしまいます
お伝えしたように、七五三の祈祷自体は思っているよりもサクサク進むこともあり、30分ほどで終わります。
長く時間がかかってしまうのが、むしろ
- 祈祷申し込みに長蛇の列ができて順番を待っている時間
- 祈祷の順番待ちが多く、待合室などで待っている時間
の方が、長くかかってしまう場合が多いです。
これは有名神社・お寺、規模が大きいところなどが中心ですが、祈祷の申し込みに長蛇の列ができてしまい、申し込む事自体に時間がかかってしまうことも多いです。
※祈祷そのものよりも「祈祷まで」の申し込みや待ち合いの方が時間がかかってしまうことも(写真は大宮八幡宮(東京都杉並区)の七五三お参りシーズン、祈祷受付をまつ行列の様子)
またそれだけ申し込む家庭が多いと、その分だけ祈祷までの順番待ちの家庭も多いので、当然待ち合い時間も長くなります。
(規模の大きい神社やお寺では、この祈祷を待つための「待合室」や「待ち合いスペース」を用意してくれているところもあります)
これらのほうが、1時間や2時間近くかかってしまい、七五三のお子さんたち、とくに年齢の一番小さい三歳のお子さんたちがダレてしまって、グズってすわりこんでしまう、なんてことがよくあります。
有名神社・お寺では祈祷の予約を受け付けていないところが多く、当日境内に伺っての祈祷申し込みとなるので、どうしても上記のような申し込みや待ち合いに時間がかかってしまうことは避けられません。
とくに、お参りシーズンの土日祝日や大安の日などがこの傾向が顕著です。
平日に参拝に行けるご家庭は平日を活用するなどもありますが、多くの方がお仕事の都合などでどうしても土日祝日に集中する傾向はあります。
ぜひ上記のようなそれぞれにかかる時間などを把握して、当日のタイムスケジュールを粗々でも組んで、少しでもスムーズに動けるように備えておくといいかと思います。
※2019年の七五三お参りシーズンの混み具合予想もしていますので、こちらもぜひご参考に!